聴力検査機Ver2
(2021.4-6月)
初代の聴力検査器を使ってみて、色々な問題点が見えてきました。
・無駄な周波数設定がある
・周波数や音量の設定が簡単にできない
・音を出し始めたときにノイズが入ったり、音を出しているときのLEDが明るすぎる
・故障したときのバックアップが無い
などなど。
ということで改良版の聴力検査器を作製することにしました。
1.基本のケースの設定
検査器らしく見せるために、1mmの傾斜アルミケースを選びました。
2.基板の設計
以前にもお世話になった、UNICRAFTさんに基板のデザインを描いて送りました。今回は、調整用の半固定抵抗を裏面につけるため、両面基板にしてみました。
3.ケースの加工
LED電球やスイッチを付ける位置に穴を開けました。電源ボタンの長方形が空けにくかったです。
4.仮配線
スイッチなどの場所を決めて仮配線を組んでみました。
5.半田付けとスイッチの取り付け
周波数や音量の調整を行う部位に穴を開けて全体像が出来てきました。
6.配線とLED電球のカバー
LED電球の光量を抑えるために、レジンを使ってにこにこマークの部品を作りました。固まってからLED電球に合わせて穴を空けています。
7.仕上げ
周波数をテスターで調整し、音が聞こえることを確認して完成です。あとは、本ちゃんの音を聞いて、微調整をかけるだけですね。表面の文字は、透明なテプラで印刷しています。
8.完成品
音が出ているときの応答ボタンを取り付けて完成です。音量は、本物の聴力検査器の音を聞かせていただき調整しました。健康診断の検査くらいには使えそうな気がします。
10.最後に
先代の不具合を克服した2号機が出来ました。いろんな周波数に対応は出来ませんが、健診には使えるクォリティーかなと思います。目指せ、正規品ってところですかね(笑)
ちなみに制作費は基盤の作製が一番高くついていて、全体では3万円で収まったので良しとしておきます。